2026年は丙午(ひのえうま)の年で、九星気学の年盤では一白水星が中宮に入ります。「今年の年盤は自分にとって吉方位なのか凶方位なのか」「来年・再来年の年盤も先にまとめて知っておきたい」——住み替えやリフォームの計画を立てる際、こうした疑問を抱く方は少なくありません。
年盤は西暦の1月1日ではなく立春を境に切り替わり、中宮星は9年周期で巡るという独自のルールがあるため、単年の情報だけでは数年先の見通しが立てにくいのが実情です。ここでは2024年から2031年までの中宮星・五黄殺・暗剣殺・歳破を一覧表にまとめ、年盤の仕組みから自分の年盤の調べ方、引っ越しやリフォームへの活かし方までを、一級建築士・占術研究家の視点で解説します。
- 2024〜2031年の中宮星・五黄殺・暗剣殺・歳破が一覧表でまとめて分かる
- 年盤が立春を境に切り替わる仕組みと中宮星の回座ルールが分かる
- 自分の年盤・本命星の調べ方と年盤・月盤・日盤の優先順位が分かる
- 凶方位が出た年の引っ越し・リフォーム・新築との付き合い方が分かる
九星気学の年盤とは?2024〜2031年の一覧表でまとめて確認

年盤とは何か?後天定位盤との違いと中宮星の回座
建築士 匠庵年盤とは、九星気学の基本形である後天定位盤の九星の配置を、その年ごとに動かし直した盤面のことです。まずはこの違いから押さえておきましょう。



毎年盤面が変わるって、そもそもどういうことなんでしょうか?
九星気学では、一白水星から九紫火星までの9つの星を八方位と中央(中宮)に配置した基本形を「後天定位盤」と呼びます。後天定位盤は五黄土星が中宮に固定された不変の配置ですが、年盤はこの配置をベースに、対象となる年の九星(中宮星)を中央に据え、残りの8つの星を一定の規則に従って八方位へ配り直した、その年専用の盤面です。
中宮に入る星は毎年固定ではなく、9年周期で九紫火星→八白土星→七赤金星…というように、数字の大きい方から小さい方へ向かって順に巡っていきます。この中宮星の回座(かいざ)こそが、年盤を読み解くうえでの出発点です。
中宮に入った星を基準に、九星気学では特定の方位に五黄殺・暗剣殺・歳破といった凶方位が生じるとされ、その位置が年によって変わるからこそ、毎年の年盤を確認する必要が出てきます。後天定位盤が「変わらない基本の型」だとすれば、年盤は「その型を土台にして今年だけ組み替えたバージョン」とイメージすると理解しやすいはずです。
方位の吉凶は流派によって重視するポイントが異なる場合があり、本記事では広く共有されている考え方を中心に紹介します。この回座の規則自体は九星気学の各流派でほぼ共通して説明されており、次の見出しで解説する立春という切り替えのタイミングと合わせて理解しておくと、この先の一覧表の見方もスムーズになります。
年盤の切り替えは立春基準|暦年とのズレに注意


年盤は西暦のカレンダー通り1月1日で切り替わるわけではありません。九星気学では立春を境に、前年の年盤から新しい年の年盤へと切り替わるとされています。
九星気学の暦は旧暦・二十四節気の考え方を土台にしているため、年の区切りも立春を基準に考えます。立春は太陽の動きをもとに算出される日で、年によって2月3日・4日・5日のいずれかにずれることがあり、単純に「毎年2月4日」と決まっているわけではありません。
国立天文台の2026年暦要項では立春が2月4日、2027年暦要項でも立春が2月4日と確定していますが、2028年以降については本記事執筆時点(2026年9月)でまだ公式な暦要項が発表されておらず、天文計算に基づく予測値としては例年2月3日〜5日頃という幅で捉えておくのが実情に近い扱いです。
実務上とくに注意したいのは、1月1日から立春前日までに生まれた方や、その期間に住み替えなどを計画している方です。この期間はカレンダー上の年が変わっていても、九星気学ではまだ「前年の年盤」の期間として扱われます。年始のタイミングで年盤に基づく判断をする際は、対象日が立春を過ぎているかどうかをきちんと確認するようにしてください。
【一覧表】2024〜2031年の中宮星・五黄殺・暗剣殺・歳破



自分の生まれ年や、住み替えを考えている年の年盤がどれか、まずは表で確認してみましょう。
九星気学では中宮星が9年周期で決まった順番に巡るため、複数年分をまとめて把握しておくと、数年先の住まいの計画も立てやすくなります。次の表は、2024年から2031年までの中宮星・五黄殺・暗剣殺・歳破を8方位表記でまとめたものです。
| 年 | 干支 | 中宮星 | 五黄殺 | 暗剣殺 | 歳破 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年 | 甲辰 | 三碧木星 | 西 | 東 | 北西 |
| 2025年 | 乙巳 | 二黒土星 | 北東 | 南西 | 北西 |
| 2026年 | 丙午 | 一白水星 | 南 | 北 | 北 |
| 2027年 | 丁未 | 九紫火星 | 北 | 南 | 北東 |
| 2028年 | 戊申 | 八白土星 | 南西 | 北東 | 北東 |
| 2029年 | 己酉 | 七赤金星 | 東 | 西 | 東 |
| 2030年 | 庚戌 | 六白金星 | 南東 | 北西 | 南東 |
| 2031年 | 辛亥 | 五黄土星 | なし(特殊年) | なし(特殊年) | 南東 |
※2024〜2027年は国立天文台の暦要項や複数の一次資料で確認できた確定データです。2028〜2030年は独立した複数の情報源が一致する理論値としてご覧ください。
2031年は五黄土星が中宮に入るため、次の見出しで解説する特殊ルールにより五黄殺・暗剣殺そのものが発生しません。歳破は十二支の対冲方位を8方位に丸めた表記で統一しています。
なお、同じ周期則を当てはめると、2032年は四緑木星、2033年は三碧木星、2034年は二黒土星、2035年は一白水星が中宮に入ると考えられます。ただし2032年以降の五黄殺・暗剣殺・歳破は個別の一次ソースでの確認ができていないため、本記事では中宮星のみ参考情報として掲載し、方位の断定は控えます。
表の数値は上から下へ年を追って確認できるよう並べているため、自分の生まれ年だけでなく、前後の年と比較しながら傾向をつかむ際にも活用してください。表を見ながら自分の生まれ年や気になる年を確認したら、次はご自身の本命星と組み合わせた吉凶方位もチェックしておきましょう。
あなたの本命星と「いま行くといい方角」、調べてみませんか?
生年月日を入れるだけで、本命星・月命星・傾斜から、今の吉方位・凶方位、祐気取りの行き先までまるごと無料で診断できます。登録不要・スマホ対応。
九星気学ツールで無料で調べる ▶五黄土星が中宮に入る年は五黄殺・暗剣殺が”存在しない”特殊ルール


五黄土星は九星気学で最も強い凶意を持つとされる星です。この星が中宮(盤の中央)に入る年は、五黄殺・暗剣殺という方位そのものが発生しないという特殊なルールがあります。



五黄殺は「その年に五黄土星が回座した方位」、暗剣殺は「その正反対の方位」として算出されます。五黄土星自身が中宮にいる年は回座する方位が存在しないため、計算上どちらも生じないという説明が一般的です。
五黄殺は年盤上で五黄土星が実際に回座した方位を指し、暗剣殺はその正反対に位置する方位を指すというのが、多くの解説で共通して説明される算出の仕組みです。ところが五黄土星そのものが中宮に入る年は、五黄土星が八方位のどこにも配置されないため、五黄殺という方位自体が発生せず、その裏返しである暗剣殺も存在しないことになります。
この特殊ルールが当てはまる直近の年は2031年(辛亥)で、五黄土星が中宮に入る年は西暦を9で割って6余る年という周期則にあてはまり、寅・巳・申・亥のいずれかの年に巡ってくるとされています。この点は複数の解説で共通して説明されている内容ですが、一次文献による横断的な裏付けまではできておらず、九星気学の実務者・解説サイトの間で広く共有されている一般的な理解として紹介するにとどめます。
「五黄殺・暗剣殺がない年だから何をしてもよい」という単純な話ではなく、歳破など他の凶方位は五黄中宮の年にも通常どおり発生する点にも注意してください。九星気学全体の当たる・当たらないという議論や方位との向き合い方については、九星気学の信憑性を検証した記事もあわせてご覧ください。
年盤・月盤・日盤の違いと自分の年盤の調べ方


年盤・月盤・日盤の違いと優先順位





年盤は凶方位なのに、月盤を見たら吉方位になっていて……どっちを信じればいいんでしょうか?



両方とも間違いではありません。時間の枠組みが違うだけなので、目的に応じて軸にする盤を使い分けるのがポイントです。
九星気学には、年単位で切り替わる年盤のほかに、月単位で切り替わる月盤、日単位で切り替わる日盤があり、それぞれ影響する期間の長さが異なります。年盤はおおむね1年(立春から翌年の節分まで)、月盤は約1か月、日盤は1日という枠組みで、短い周期の盤ほど影響力は限定的、長い周期の盤ほど影響が及ぶ範囲が大きいと説明されるのが一般的な考え方です。
住み替えやリフォーム、新築の着工日といった数か月から1年単位で計画するテーマでは、まず年盤を軸に大枠の方向性を確認し、実際の引っ越し日や着工日を決める段階になってから月盤・日盤で吉日を絞り込んでいくという順序が実務的です。
年盤が凶方位で月盤が吉方位、あるいはその逆というケースは珍しくありませんが、これは矛盾ではなく、大きな枠組みと小さな枠組みで別々に判定した結果がたまたま食い違って見えているだけです。
とくに引っ越し先の候補が複数ある場合は、年盤で大枠の候補地を絞り込んだうえで、月盤・日盤のレベルで最終的な移動日や契約日を調整するという二段階の進め方が、実務上は無理のない落としどころになりやすい傾向があります。詳しい年運・月運の見方は九星気学のバイオリズムと年運・月運の関係を解説した記事もあわせてご覧ください。
本命星が中宮に入る年=八方塞がりとは
自分の生まれ年の九星(本命星)が、その年の年盤で中宮に入る年のことを「八方塞がり」と呼びます。9年に一度、巡ってくる年です。
八方塞がりとは、自分の本命星がその年の年盤で中宮に入ることを指す呼び方で、九星は9種類しかないため、誰にとっても9年に一度は巡ってくる年です。中宮に入っている間はどの方位にも自分の星が配置されないことから、「八方(すべての方位)が塞がっている」と表現され、新しいことを始めるより、足元を固めて力を蓄える期間として捉える見方が一般的です。
ここで注意したいのは、六星占術で語られる「大殺界」とは成り立ちも判定方法もまったく異なる別の概念だという点です。名称や「注意が必要な時期」という位置づけが似ているため混同されがちですが、八方塞がりは9年周期で機械的に巡ってくる年である一方、大殺界は六星占術独自の判定ロジックに基づくものです。両者を同一視して必要以上に不安を感じる必要はありません。
八方塞がりの年に引っ越しや転職を控えるべきかどうかについても流派によって見解が分かれ、「大きな決断は避けたほうがよい」とする立場もあれば、「内面を見つめ直す準備期間として活用すればよい」とする立場もあります。どちらの立場を取るにせよ、断定的に恐れる必要はなく、参考程度に受け止めておくのがよいでしょう。
自分の年盤・本命星の調べ方





早見表だけでなく、実際の年盤と重ねて見ることが大切です。まずはご自身の本命星を確認してみましょう。
本命星とは、生まれた年の九星のことで、九星気学における自分自身の基本の星にあたります。ただし単純に生まれた西暦年で決まるわけではなく、先ほど解説した立春を基準に年が区切られるため、1月1日から立春前日までに生まれた方は、前年の九星が本命星になる点に注意が必要です。
本命星は生年月日から早見表や自動計算ツールで確認でき、本命星の調べ方を詳しく解説した記事では、生年月日から本命星を割り出す具体的な手順を紹介しています。
自分の本命星が分かったら、次はその星が今年・来年の年盤でどの方位に配置されているかを、この記事の一覧表と照らし合わせて確認します。本命星が五黄殺・暗剣殺・歳破のいずれの方位にも入っていない年であれば、年盤の観点からは比較的動きやすい年と捉えられますし、いずれかの凶方位に本命星が重なる年であれば、後述する住まいの意思決定への活かし方を参考にしてください。
早見表だけを見て一喜一憂するのではなく、実際の年盤の配置図と重ねて確認する習慣をつけておくと、月盤・日盤を読み解く際にも応用が利きます。とくに1月・2月生まれの方は、立春前後で本命星が変わる可能性があるため、生年月日だけでなく立春の日時との前後関係まで含めて確認しておくと、思わぬ勘違いを防げます。
近距離の引っ越しでも年盤は影響する?





隣の駅くらいの近い引っ越しでも、方位って気にしたほうがいいんでしょうか?



距離の近さそのものより、今の住まいから見た方角がどちらを向いているかが重要になります。
九星気学の方位判断は移動距離の長さではなく、現在の住まいを中心にして引っ越し先がどの方角にあたるかで決まります。そのため、隣の駅や同じ市内への引っ越しであっても、方角によっては年盤の凶方位に該当する場合がありますし、逆に県をまたぐような長距離の移動でも、方角次第では凶方位を避けられている場合があります。
「近距離だから影響は小さいはず」という考え方は、九星気学の方位理論とは前提が異なる点に注意してください。一般的には、移動距離が長いほど方位の影響(作用)が強く出やすいとする見方もありますが、これも流派によって説明の重みづけが異なり、共通の基準があるわけではありません。
近距離の住み替えを検討している場合も、現在の住所と移転先の住所をもとに方位を確認し、年盤・月盤の両方で大きな凶方位が重ならないタイミングを選ぶのが現実的な進め方です。同じ理由から、実家への帰省や一時的な滞在であっても、方位を重視する場合は同様の考え方で確認しておくと安心です。
距離の長短だけで判断せず、まずは方角そのものを確認する習慣をつけておくとよいでしょう。吉方位への引っ越しと年盤・月盤の見方を解説した記事もあわせて参考にしてみてください。
年盤の凶方位を住まいの意思決定にどう活かすか
五黄殺・暗剣殺・歳破が出た年、引っ越し・新築はどう考える?



ここからは、住まいの気学の見方である「3つのものさし」——占術の理・建築の実・暮らしの利——で考えていきましょう。
凶方位が出た年の住み替えについては、「その年は避けるべき」とする厳格な立場と、「気にしすぎず状況に応じて判断すればよい」とする柔軟な立場があり、流派によって温度感が異なります。
五黄殺・暗剣殺・歳破が重なる年に、その方位への引っ越しや新築の着工を避けたほうがよいという考え方は、九星気学の中でも広く共有されている見方です。ただし、これを「例外なく避けなければならない」という禁止事項として受け止める必要はありません。
占術の理としては、これらの方位に新築・移転・長期滞在の起点を置くことは慎重に検討すべきとされていますが、建築の実の観点からは、土地の取得時期や施工会社のスケジュール、住宅ローンの審査など、方位以外にも考慮すべき現実的な制約が数多く存在します。暮らしの利としては、進学・転勤・家族構成の変化といったライフイベントのタイミングを、方位の都合だけで大きくずらすことが、現実的とは限りません。
3つのものさしのどれか一つだけで判断するのではなく、占術上の望ましさと建築・暮らしの現実的な制約を突き合わせたうえで、総合的に判断することをおすすめします。凶方位が出ている年でも、月盤・日盤のレベルで比較的影響の少ないタイミングを選んだり、後述する方位除けの考え方を取り入れたりすることで、現実的な折り合いをつけている方は少なくありません。
気にしすぎなくていい範囲と、本当に注意すべき範囲


設計の現場では、方位よりもまず採光・耐震性・接道条件といった建築基準法に関わる要件を優先してお伝えしています。
住まいづくりにおいて、九星気学の方位はあくまで判断材料の一つであり、建築基準法に定められた構造・採光・換気・接道条件などの物理的な制約は、方位よりも優先して確認すべき事項です。たとえば採光に必要な窓の大きさや位置は建築基準法で規定されており、耐震性についても構造計算に基づく基準を満たす必要があります。
方位的に理想的な間取りであっても、これらの法的要件や物理的な安全性を犠牲にしてまで実現すべきものではありません。一方で、内装の配色や家具の配置、生活動線の中でのちょっとした工夫といった、法規や構造に関わらない範囲であれば、方位の考え方を無理なく取り入れやすい領域です。
凶方位に該当するからといって家全体の設計をゼロからやり直す必要はなく、まずは建築的に優先すべき部分を固めたうえで、余地のある範囲で九星気学の視点を参考にするという順序で考えると、過度に恐れすぎずに済みます。建築的な判断が絡む部分については、建築士・施工業者にご相談のうえで進めていただくことをおすすめします。
方位を気にするあまり、採光や耐震性といった安全に関わる部分を後回しにしてしまっては本末転倒です。方位の話は住まいづくりの一部の判断材料として位置づけ、法規や安全性に関わる部分とは切り分けて考える姿勢が大切です。
リフォーム・増改築のタイミング調整と間取り診断





どうしても凶方位の年に動かざるを得ない場合は、方位除けや月盤・日盤での吉日選びを組み合わせるという現実的な選択肢もあります。
転勤や家族の事情など、どうしても凶方位が出ている年にリフォーム・増改築を進めなければならない場面もあります。そうした場合、年単位での時期そのものをずらすことが難しくても、着工日・引き渡し日といった具体的な日取りを月盤・日盤のレベルで調整することで、影響を和らげようとする考え方があります。
また、神社での方位除け祈願を受けたうえで計画を進めるという選択肢を取り入れている方もいます。こうした対処法の効果について科学的な証明はなく、あくまで気学の中での対処法として紹介されているものですが、「何もできることがない」わけではないという安心材料として知っておいて損はありません。
ご自宅の間取りや家族構成、現在お住まいの土地の状況を踏まえた、より具体的な判断材料が欲しい場合は、一級建築士の視点からの間取り診断でご相談を承ることも可能です。方位だけでなく、採光・動線・将来の使い方まで含めて総合的に確認したい方に向いています。
最終的な着工判断は、建築士・施工業者への相談も踏まえてご自身で決めていただくことをおすすめします。こうした調整はリフォーム会社や神社によって対応の幅が異なるため、早めに相談しておくとスケジュールを組みやすくなります。
年盤を意識した新築・注文住宅の進め方





家族に「方位を気にして家づくりを進めたい」と伝えたいんですが、どう話せば納得してもらえるでしょうか?



「こうすべきだ」と決めつけるのではなく、判断材料の一つとして家族で共有する、という伝え方をすると受け入れてもらいやすいはずです。
注文住宅を検討している方の中には、着工時期や土地の方角を九星気学の年盤と照らし合わせて決めたいという要望を持つ方も少なくありません。ハウスメーカーや工務店の担当者に方位への配慮を伝える際は、「この時期でなければならない」という伝え方ではなく、「こういう考え方があるので、可能な範囲でスケジュールに反映してほしい」という判断材料の一つとしての伝え方をすると、設計・施工側も対応を検討しやすくなります。
実際の設計段階では、土地の形状や法規上の制約、予算といった要素との兼ね合いで、方位の希望をすべて反映できるとは限りません。着工時期をずらせる範囲、玄関やリビングの向きなど間取りで調整できる範囲、逆に構造上どうしても変えられない範囲を整理したうえで、優先順位をつけて相談するのが現実的です。
家族の中で方位への関心の温度差がある場合も、「こうすべきだ」という押し付け方ではなく、判断材料の一つとして共有する姿勢が、後々の納得感にもつながります。住宅ローンの審査期間や土地探しのタイミングなど、方位以外のスケジュールも踏まえたうえで、無理のない計画を立てることをおすすめします。打ち合わせの初期段階でこうした希望を伝えておくと、設計の自由度が高いうちに調整しやすくなります。
注文住宅・リフォームにかかる費用や工期、住宅ローンの審査基準は住宅の仕様や地域、金融機関によって大きく変動します。具体的な金額や条件については、必ずハウスメーカー・施工業者・金融機関にご相談のうえ、執筆時点(2026年9月)の目安として捉えてください。
年盤を意識した家づくりを検討している方は、複数のハウスメーカー・工務店の間取りプランを比較しながら進めるのも一つの方法です。設計段階であれば、方位の希望を反映した配置変更の相談もしやすくなります。
年盤に関するよくある質問とまとめ
年盤に関するよくある質問
年盤と月盤の違いは?
年盤は立春から翌年の節分までの約1年間、月盤は約1か月間有効な盤です。住み替えなど数か月〜1年単位の計画では年盤を軸にし、実際の日取りは月盤・日盤で調整するという使い分けが実務的です。
中宮に自分の本命星が入る年(八方塞)とはどんな年?
自分の本命星がその年の年盤で中宮に入る、9年に一度巡ってくる年です。八方が塞がるとされ、新しいことより足元を固める期間と捉える見方が一般的で、六星占術の大殺界とは別の概念とされています。
年盤はいつからいつまで有効?
年盤はその年の立春から、翌年の立春前日(節分)までの約1年間有効とされています。立春の日付は年によって2月3日〜5日頃までずれるため、年始をまたぐ判断では注意が必要です。
自分の年盤はどうやって調べればいい?
生年月日から本命星を割り出し、この記事の一覧表と照らし合わせて確認します。立春前生まれは前年の九星になる点に注意し、無料の自動計算ツールを使うと手軽に確認できます。
年盤で引っ越し・リフォームを判断する際の注意点は?
凶方位が出た年でも身動きが取れないわけではありません。月盤・日盤での日取り調整や方位除けを組み合わせつつ、建築士・施工業者への相談も含めて総合的に判断することをおすすめします。
年盤一覧を振り返り、住まいの意思決定に活かすまとめ
ここまで、2024〜2031年の年盤一覧表から、年盤の仕組み・自分の年盤の調べ方、凶方位が出た年の住まいへの向き合い方までを見てきました。最後にチェックリストで振り返っておきましょう。



年盤は、その年の吉凶を一方的に決めつけるための表ではなく、住まいの計画を立てる際の判断材料の一つです。表と流派差の両方を踏まえて、ご自身のペースで向き合ってみてください。
- 九星気学の年盤は西暦の1月1日ではなく立春を境に切り替わるという独自ルールを理解した
- 年盤の中宮星は9年周期で9から1へと数字の大きい方から逆順に巡ることを確認した
- 2024年から2031年までの中宮星と五黄殺暗剣殺歳破の一覧表で自分の年を把握した
- 五黄殺は年盤上でその年の五黄土星が実際に回座した方位を指すことを確認した
- 暗剣殺は五黄殺が回座した方位のちょうど正反対に生じることを理解した
- 歳破はその年の十二支の対冲方位を8方位表記に丸めたものであると知った
- 五黄土星が中宮に入る年は五黄殺と暗剣殺という方位そのものが存在しないと確認した
- 年盤と月盤の吉凶が食い違う場合は住み替え計画では年盤を優先して考えると学んだ
- 自分の本命星がその年の中宮に入る八方塞がりという年の意味を理解した
- 自分の本命星と年盤を組み合わせた吉凶方位は自動計算ツールで確認できると分かった
- 五黄殺や暗剣殺の方位は新築や引っ越しなど大きな動きのときに特に注意すると学んだ
- 建築基準法上の採光や耐震性といった要件を方位よりも優先すべき場面があると理解した
- 気にしすぎず住み替えやリフォームの時期を月盤日盤で調整して対応できると分かった
- 年盤の吉凶判断は流派によって差があるため断定せず参考程度に受け止めると心得た
- 最終的な住み替えやリフォームの判断は建築士や施工業者への相談もあわせて行うと決めた
今回は2024〜2031年の九星気学の年盤一覧から、立春基準の切り替えルールや自分の年盤の調べ方、凶方位が出た年の住まいへの向き合い方まで解説しました。表と実務の両面から住まいの計画に役立ててください。
年盤の一覧表はあくまで判断材料の一つであり、2028年以降のデータは理論値である点も踏まえたうえで、最終的にはご自身の状況・命式と合わせてご判断いただき、建築的な判断は建築士・施工業者にご相談いただくことをおすすめします。
年盤の理解をさらに深めたい方、自分の本命星やラッキーカラー、九星気学そのものの信憑性についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。住まいの意思決定に方位の視点を取り入れる際の参考になるはずです。










