こんにちは、住まいの気学の匠庵です。九星気学とは、生まれ年の星(本命星)と生まれ月の星(月命星)を出し、九星盤の巡りから方位と運気の傾向を読む占術です。
年の切り替わりは1月1日ではなく立春、月の切り替わりは毎月の節入りで見ます。ここを押さえるだけで、サイトによって星が違って出る理由もだいぶ見えてきます。
九星と聞くと夜空の星を思い浮かべるかもしれませんが、天体とは関係がありません。3×3の数に五行と方位を重ねた、約束事の体系です。さて、この記事では成り立ちから本命星の出し方、九星盤の読み方、ツールでの調べ方までを一本の流れで案内します。
私は一級建築士・一級建築施工管理技士として住まいに関わりながら占術を研究しています。そのため、占術の理・建築の実・暮らしの利という「3つのものさし」で、住まいにどこまで活かせるかも正直に書きます。
- 九星気学の成り立ちと、わかること・わからないこと
- 本命星・月命星・傾斜と九星盤の基本
- 本命星を無料で調べる方法とツールの使い方
- 住まいと暮らしに活かす考え方と次に読む記事
九星気学とは何か|成り立ちと、わかること・わからないこと

最初に、九星気学がどんな占術で、何ができて何ができないのかを確認します。成り立ちには古い部分と新しい部分が混ざっているため、三層に分けて見ていきます。
九星気学とは生まれ年の星と九星盤で方位と運気の傾向を読む占術
九星気学とは、生まれ年の星と九星盤を使って、方位と運気の傾向を読む占術です。生まれ年(立春基準)の星が本命星、生まれ月(節入り基準)の星が月命星です。この2つの星と、年・月ごとに入れ替わる九星盤の位置関係から、人の性質の傾向や、動くのに向く方位・避けたい方位を見ていきます。
ここで誤解されやすいのが「九星」という言葉です。夜空の惑星や恒星を指すのではなく、3×3の魔方陣に並ぶ数字の1〜9に、五行・八卦・方位を重ねたものを「星」と呼んでいます。天体観測とは無縁で、約束事に基づく計算体系というわけです。
つまり、九星気学は「自分の星を知る」ことと「盤の動きを読む」ことの二段構えになっています。読み進める順番は決まっていて、この記事もその流れで進みます。
いきなり方位の吉凶から入ると、なぜその方位なのかが分からなくなりがちです。星の決まり方から順に追うほうが、結局は近道になります。
本命星と月命星は、自分の生年月日だけで確かめられます。一方、盤の動きは年・月ごとの規則で決まっていて、計算で再現できる仕組みです。感覚や雰囲気で決まるものではなく、手順どおりに進めれば誰でも同じ答えにたどり着くわけです。
ただし、どの基準で切り替えるかは流派によって違いがあります。その点は、後の章で具体的に見ていきます。
- 本命星=生まれ年の星を知る(立春で切り替わる)
- 月命星=生まれ月の星を知る(節入りで切り替わる)
- 傾斜=月命星を基準に本命星の位置を見る第三の星
- 九星盤=年・月ごとに巡る盤の動きを知る
- 方位=盤の上で吉凶とされる方位を読む
建築士 匠庵ひと言で言えば、星の決まり方さえ分かれば、九星気学の見取り図はほぼ手に入ります。順番に見ていきましょう。
洛書から九星術、そして気学へ|成り立ちの三層


九星気学の歴史は、一本の長い線ではなく、性格の違う三つの層が重なったものとして見るのが実情に近いです。一番下にあるのが、古代中国の九宮・洛書の数理です。
縦・横・斜めの和がいずれも15になる3×3の魔方陣で、『大戴礼記』明堂篇に九室の数列が見え、洛書の数と方位は『易経』説卦伝の後天八卦と対応づけて説明されます。ここは漢代の文献にさかのぼれる、数理の部分です。
二層目は日本の江戸〜明治です。徳川時代の易占家・松浦琴鶴が著した『九星図説日要精義大成』(東陽堂、明治21年・1888年刊)は、国立国会図書館の書誌で確認できます。
占術としての九星は唐代末に始まり、日本では室町時代から流行したとする辞典もありますが、辞典1点の記述なので「とされる」程度に受け取るのが安全です。
三層目が、現在の気学です。大正期(1920年代)に園田真次郎(1876〜1961)が、九星術・方鑑学を『気学』として体系化したとされます。
成立年は明治42年(1909)とする資料と大正13年(1924)とする資料があり、同じ用語集を出典にした辞書サイトの中でも割れています。そこで私は年を一つに決めず、「大正期とされる(明治末とする資料もある)」と書くことにしました。
つまり、現行の形は「数千年前からそのまま」ではなく、意外と新しいわけです。三つの層は別々のものとして読み、古典と園田を直接のつながりとして語らないようにしています。
| 層 | 時代 | 内容 | 確かさ |
|---|---|---|---|
| 一層目 | 古代中国(文献は漢代にさかのぼる) | 洛書・九宮の数理(3×3の魔方陣) | 数理は文献で確認できる |
| 二層目 | 江戸〜明治 | 九星術・方鑑学(松浦琴鶴『九星図説日要精義大成』明治21年) | 書誌は国立国会図書館で確認できる |
| 三層目 | 大正期(1920年代) | 園田真次郎による気学の体系化 | 成立年は2説あり、年は断定しない |
成立年は「明治42年(1909)」と「大正13年(1924)」の2説があります。このため、年を断定せず大正期とされると書いています
九星気学でわかること・わからないこと
九星気学でわかるのは、大きく二つです。一つは、生まれ年・生まれ月の星による性質の傾向の分類(本命星・月命星・傾斜)。
もう一つは、年・月の盤を使った方位の見方です。辞典も九星気学を、方位の吉凶を知るために使われることが多い占術と説明しています。
一方で、わからないことも先に書いておきます。個別の出来事が当たるかどうか、方位を選んだ効果がどれくらい大きいかについて、第三者による検証は確認できていません。
ですから「当たる」「効果がある」とは書けません。当たる・当たらないをめぐる議論は、後ほど案内する信憑性の記事に譲ります。
さらに、流派によって本命星・月命星の扱いや節入りの切り方、吉方位の基準が異なるため、同じ人でも結果が割れることがあります。日盤・時盤や相性ランキングは、この記事で紹介するツールの範囲外です。占いは医療・法律・投資の判断の代わりにもなりません。
住まいに関わる判断は、占術の理・建築の実・暮らしの利の3つのものさしで考えます。最終的にはご自身の状況と合わせてご判断を。
| わかること | わからないこと |
|---|---|
| 本命星・月命星・傾斜による性質の傾向の分類 | 個別の出来事が当たるかどうか |
| 年・月の盤による方位の吉凶の見方 | 方位を選んだ効果の大きさ(第三者による検証は確認できていません) |
| 年・月の切り替わりの規則(計算で再現できる) | 流派による結果の違い(節入り・吉方位の基準) |
| 星の位置関係から見る方位の候補 | 医療・法律・投資の判断 |



結局、どこまで当てにしていいのでしょうか。



「傾向を知る道具」と「方位を見直すきっかけ」までです。出来事の的中を期待するのではなく、判断材料の一つとして使ってください。
九星気学の本命星と九星盤の基本構成


ここからは、本命星・九星の一覧・月命星と傾斜・九星盤・年月日の盤という順に、基本の部品を一つずつ見ていきます。計算が出てきますが、式は短いので落ち着いて追えば大丈夫です。
本命星とは|立春で切り替わる生まれ年の星


本命星は、生まれ年の星です。ただし年の切り替わりは1月1日ではなく立春で、立春より前に生まれた人は前の年の星になります。
式は、西暦を9で割った余りを11から引く、というものです。余りが0のときは9、余りが1のときは10として計算します。
- 生まれ年(立春より前の生まれなら前年)の西暦を用意する
- 西暦を9で割った余りを出す(余り0は9、余り1は10とする)
- 11からその数を引く
- 例:1985年は1+9+8+5=23→2+3=5、11−5=6で六白金星
立春の境目を、2026年の場合で見てみます。2026年の立春は2月4日5時02分です(出典:国立天文台『令和8年暦要項』)。この日時より前、たとえば2026年2月4日の4時に生まれた人は、2026年ではなく前年の2025年の星で計算します。
さて、ここで一つ流派差があります。切り替えを日付で切る流派と、時刻(瞬間)まで見る流派があるのです。同じ2月4日生まれでも、時刻まで見るかどうかで星が変わりうるため、迷ったときは「どの基準を使っているか」を確かめてください。
年の切り替わりが立春なのは、暦の上で春が始まる日を新しい一年の起点とする考え方によるものです。立春は太陽黄経が315度になる瞬間と定められていて、日付は年によって動きます。毎年2月4日だと思い込んでいると、境目の生まれの人は星を取り違えてしまいます。
早見表の全表や、1月・2月生まれの細かい境界の計算は、九星気学で自分の星を調べる方法の記事に詳しくまとめています。この記事では式の考え方までにとどめます。



2月3日生まれの場合は、どちらの星になるのでしょうか。



2026年の場合、立春は2月4日5時02分です。2月3日生まれは立春より前なので、前年の星で計算します。
九星の一覧|五行・方位・八卦の対応
九星は9つあり、それぞれに五行・方位・八卦が割り当てられています。たとえば一白水星なら、五行は水、方位は北、八卦は坎です。表の見方は、この横一行を1セットとして読むだけで、迷うことはありません。
五行で数えると、水が一白、木が三碧と四緑、火が九紫、金が六白と七赤、土が二黒・五黄・八白です。土の星が3つあるのは、中央の五黄土星が数に入るためで、五黄は方位を持たず、盤の中心(太極)に座ります。
この配置は、洛書の数と後天八卦の方位を重ねた盤、つまり後天定位盤に基づいています。ここで言う後天八卦は、北が坎、南西が坤、東が震というように、八卦を方位に当てたものです。
なお、各星の性格や象意(自然・人物・色など)は、ここでは触れません。それだけで一つの記事になる分量なので、後ほど案内する象意の一覧記事で確認してください。
| 星 | 五行 | 方位 | 八卦 |
|---|---|---|---|
| 一白水星 | 水 | 北 | 坎 |
| 二黒土星 | 土 | 南西 | 坤 |
| 三碧木星 | 木 | 東 | 震 |
| 四緑木星 | 木 | 南東 | 巽 |
| 五黄土星 | 土 | 中央 | 太極 |
| 六白金星 | 金 | 北西 | 乾 |
| 七赤金星 | 金 | 西 | 兌 |
| 八白土星 | 土 | 北東 | 艮 |
| 九紫火星 | 火 | 南 | 離 |
五行と方位の対応は、流派によって扱いが異なります。この表は一般的な配当を示した参考情報で、断定的な基準ではありません
月命星と傾斜宮|本命星の次に見る星
月命星は、生まれ月の星です。本命星が年の星であるのに対し、月命星は月の星で、切り替わりは毎月の節入りです。1日で切り替わるわけではない点が、本命星の立春と同じくらい間違えやすいところです。
九星気学では、本命星だけで見ずに、月命星、さらに傾斜まで重ねて見る流れが一般的です。傾斜(傾斜宮)は、月命星を中宮に置いた盤で、本命星がどの宮に入るかを見る第三の星と説明されます。
性格の分類としては、内面の性質をうかがう星として使われます。傾斜の8つの宮それぞれの性格は、傾斜宮を扱った別記事で解説しています。
ところで、吉方位を判定するときに本命星だけで見るのか、月命星と両方で見るのかは、流派によって異なります。一つの答えに決められないところが、少々悩ましいわけです。まあ、ここは「見る星が多いほど条件が厳しくなる」くらいに受け止めておくと混乱しません。
星の組み合わせを個別に詳しく見てもらいたい、という方もいらっしゃるでしょう。そのときは、占い師に直接相談するという選択肢もあります。
| 星 | 決まり方 | 役割の目安 |
|---|---|---|
| 本命星 | 生まれ年(立春基準) | 基本の性質の傾向 |
| 月命星 | 生まれ月(節入り基準) | 本命星を補う、月ごとの性質の傾向 |
| 傾斜 | 月命星を中宮に置き、本命星の入る宮を見る | 内面に秘めた性質の傾向 |



3つのうち、どれが一番大切なのですか。



順位をつけるのではなく、重ねて見ます。重ね方には流派差もあります。
あの人との関係、これからの選択。
「私の場合」を、話して整理しませんか。
相性や運勢の傾向はわかっても、今の状況にどう活かすかは迷うもの。電話占い「絆」なら、恋愛や人間関係の悩みを、自分の言葉で占い師に相談できます。
新規会員登録で最大 3,000円分の無料ポイント
通話料0円 / 登録料・月額料金0円
鑑定料は1分165円(税込)〜・占い師により異なります。
まずは得意な相談・料金・口コミをチェック
公式サイト:
※無料ポイントを超えた鑑定には料金がかかります。無料分終了時の通知はありません。相談時間と予算を決めてご利用ください。
※SMS登録で1,000円分が付与された場合、メールアドレスの登録で合計3,000円分となります。
※本広告は20歳以上の方が対象です。特典・料金の詳細は公式サイトへ。占いは判断の参考としてご利用ください。
九星盤(後天定位盤)の基本構成と読み方


九星盤(後天定位盤)は、北に一白、北東に八白、東に三碧、南東に四緑、南に九紫、南西に二黒、西に七赤、北西に六白、中央に五黄を置いた盤です。地図とは違い、南が上に描かれるのが特徴です。九星気学盤とも呼ばれることがあり、年・月・日ごとにこの盤の中央の星が入れ替わります。
初めて見ると、上下が逆で戸惑います。建築の図面は北が上ですから、同じ家を描いても向きの感覚がずれてしまうのです。ここを取り違えたまま方位を読むと、南北を逆に考えてしまうので注意してください。
方位は、家の中心(太極)から測ります。九星式の8方位は、東西南北が約30度、四隅(北東・南東・南西・北西)が約60度の不等分割です。一般の地図のように45度ずつではないため、磁北と真北のずれも含めて確認する必要があります。
盤の位置関係を読むと、たとえば一白が北、九紫が南という対向の関係が見えてきます。ただし、読み方に慣れないうちは盤の見た目に引きずられがちです。
まずは「南が上」「中央が五黄」の2点だけを頭に入れておけば、あとは位置関係を追うだけで足ります。五黄殺や暗剣殺、吉方位の取り方は、九星気学の方位の記事に詳しく書いています。
| 南東(四緑) | 南(九紫) | 南西(二黒) |
|---|---|---|
| 東(三碧) | 中央(五黄) | 西(七赤) |
| 北東(八白) | 北(一白) | 北西(六白) |
図面は北が上、九星盤は南が上です。盤を図面に重ねるときは、向きを合わせてから見てください。
年盤・月盤・日盤の違いと切り替わるタイミング
九星盤には、年盤・月盤・日盤の3種類があります。違いは、何を単位に中宮の星が入れ替わるかです。この章では、切り替わるタイミングだけに絞って見ていきます。
年盤は、年ごとに中宮の星が入れ替わります。数が1つずつ減る方向(陰遁)に巡るため、毎年中宮の星が一つ前の数に変わっていきます。
月盤は、毎月の節入りで切り替わり、年の十二支グループによって寅月の起点が3つに分かれます。子・卯・午・酉の年は八白、丑・辰・未・戌の年は五黄、寅・巳・申・亥の年は二黒から始まる、という具合です。
日盤は、冬至に近い甲子日を起点に陽遁で、夏至に近い甲子日を起点に陰遁で巡ります。それぞれ約180日ずつで、ずれを調整するために、11〜12年に一度「九星の閏」で調整するとされます。
年ごとの盤は、年盤の早見表を載せた記事で見られます。とまあ、ここでは「切り替わりの違い」だけ覚えておいてください。
| 盤 | 切り替わり | 中宮の動き | 注意 |
|---|---|---|---|
| 年盤 | 立春 | 年ごとに逆行(陰遁)して入れ替わる | 1月1日では切り替わらない |
| 月盤 | 毎月の節入り | 年の十二支グループで寅月の起点が3型に分かれる | 月の1日で切り替わるわけではない |
| 日盤 | 冬至・夏至に近い甲子日が起点 | 陽遁・陰遁で巡る(約180日ずつ) | 仕組みが複雑なため詳細は別記事向き |
九星気学の本命星を無料で調べる方法


自分の本命星を調べる方法は、実は3つあります。向き不向きがあるので、先に比較してから、実際にツールで入力する手順を見ていきます。
自分の本命星を調べる3つの方法
調べる方法は、①早見表、②計算式、③自動計算ツールの3つです。早見表は、生まれ年から星を探すだけなので一番手軽です。ただし早生まれ(立春より前に生まれた人)を見落としやすく、1月・2月生まれは前年の星の可能性があります。
計算式は、前の章で見た「11−(西暦÷9の余り)」です。自分で計算できるので納得感はありますが、余りが0と1のときの扱いを間違えやすい点に注意が必要です。慣れるまでは、1985年の例のように1つずつ検算するのがおすすめです。
自動計算ツールは、生年月日を入れるだけで本命星を出してくれます。節入りの瞬間まで反映できるため、立春前後の生まれでも判定を任せやすい方法です。が、手軽な分、どの基準で計算しているのかは自分で確認する必要があります。
どの方法でも、1月・2月生まれの人は前年の星になる可能性を疑ってください。詳しい手順と早見表は、本命星の調べ方を扱った記事にあります。
| 方法 | 手間 | 早生まれへの強さ |
|---|---|---|
| 早見表 | 少ない(年を探すだけ) | 弱い(立春前の生まれを見落としやすい) |
| 計算式 | 中程度(余りの扱いに注意) | 立春を自分で判断すれば対応できる |
| 自動計算ツール | 少ない(生年月日を入力) | 強い(節入りの瞬間まで反映できる) |
九星気学ツールで本命星・月命星・傾斜を出す手順


では実際に、九星気学自動計算ツールで本命星・月命星・傾斜を出してみます。入力例は「1985年6月15日生まれ」です。
ツールは登録不要で、計算はブラウザ内で完結します。生まれた時刻は任意で、未入力の場合は正午として扱われます。
節入りは瞬間(分単位)で判定する設定が基本で、0時切替も選べます。どちらを選ぶかで結果が変わる境目の生まれの人は、両方を試して確認してください。結果には、本命星・月命星・傾斜と、今年・今月の方位盤(吉方位・凶方位)が表示されます。
結果の読み方も確認しておきます。1985年6月15日生まれなら、本命星は六白金星です(1+9+8+5=23→2+3=5、11−5=6)。月命星は一白水星で、丑年の寅月は五黄から始まって陰遁に進み、6月15日は午月にあたるため、一白になります。
ちなみに、出てきた結果は、前の章の式で自分でも検算できるので、一度は手計算と見比べておくと、星の決まり方が腹落ちします。
ここまでがツールの範囲で、日盤・時盤や相性ランキングまでは見られません。ツールで本命星・月命星・傾斜と方位盤を確認し、詳しい読み方は各記事で補う、という使い方が現実的です。
- 九星気学自動計算ツールを開く
- 生年月日を入力する(例:1985年6月15日)
- 生まれた時刻を入れる(任意・未入力は正午扱い)
- 節入りの切り替えを確認する(瞬間判定/0時切替)
- 結果を見る(本命星=六白金星、月命星=一白水星)



何を入れればいいのですか。生まれた時間は分からないのですが。



生年月日だけで大丈夫です。時刻は任意で、未入力なら正午として計算されます。
あなたの本命星と「いま行くといい方角」、調べてみませんか?
生年月日を入れるだけで、本命星・月命星・傾斜から、今の吉方位・凶方位、祐気取りの行き先までまるごと無料で診断できます。登録不要・スマホ対応。
九星気学ツールで無料で調べる ▶サイトによって本命星が違う理由
同じ生年月日なのに、サイトによって本命星が違って出ることがあります。この食い違いの主因は、大きく3つです。
①立春の切り方の違い。立春を日付で切るか、時刻の瞬間まで見るかで、2月3日〜4日あたりに生まれた人の星が変わります。2026年の場合なら、2月4日の5時02分より前か後かで前年の星と今年の星に分かれるわけです。
②月の切り替えの誤解。月命星を、月の1日で切ってしまうと結果がずれます。月は毎月の節入りで切り替わるので、同じ6月でも上旬と下旬で月命星が違うことがあります。
③流派による基準の違い。吉方位を、本命星だけで見るか両方の星で見るかは、流派によって異なります。この違いが、ツール間の結果の差になることもあります。



どちらのサイトが正しいのですか。



どちらが正しいかを決める前に、どの基準を使っているかを確かめます。立春の切り方、節入りの扱い、星の数を見比べてください。
自分で確かめるには、まず立春の日時を調べ、生まれた日時と照らします。そのうえで、ツールの計算根拠のページに書かれた基準と一致するかを見てください。詳しい確認手順は、調べ方を扱った記事にあります。
なお、どのサイトがどの流派かの名指しは、ここではしません。私はこのように認識しています。ここに書いたことがすべてとは限らない点は、ご了承ください。
九星気学を住まいと暮らしに活かす考え方


最後に、九星気学を住まいと暮らしにどう位置づけるかを考えます。そのうえで、さらに知りたいときに進める記事を案内します。
3つのものさしで見る九星気学と住まい


九星気学を住まいに活かすとき、私は3つのものさしで考えます。占術の理は、盤の動きが規則的で計算できるという点です。
建築の実は、方位の測り方・真北と磁北・採光や換気などの実務的な裏付けです。暮らしの利は、動ける範囲で取り入れるという現実的な落としどころです。
占術の理と建築の実がぶつかるときは、どちらかを断定せず両論併記にして、判断材料を渡します。たとえば北東や北は、江戸の建築条件では日当たりや湿気の面で不利だったという説明が可能です。一方で現代は、採光・換気の規定と設備で補えるため、昔ほど不利とは限りません。
建築基準法第28条は、居室の採光と換気の規定です(出典:e-Gov法令検索『建築基準法』)。この規定を踏まえて計画すれば、方位が気になる部屋でも、建築的にも合理性がある形に整えられます。
新築や、すでに住んでいる家について不安を抱く方もいると思います。ですが、不安を煽るような言い方はしません。方位は「動けるときに動く」くらいの距離感で取り入れ、動けない事情があるなら、窓や収納の使い方を見直すくらいで十分です。
建築・リフォーム・引っ越しの具体的な判断は、建築士・施工業者にご相談を。占いの結果だけで決めず、最終的にはご自身の状況と合わせてご判断を。
| ものさし | 内容 | 住まいでの使い方 |
|---|---|---|
| 占術の理 | 盤の動きは規則的で計算できる | 星と方位の候補を知る |
| 建築の実 | 方位の測り方・真北と磁北・採光換気(建築基準法第28条) | 図面と敷地で方位を確かめる |
| 暮らしの利 | 予算・家族構成・動ける範囲 | 無理のない範囲で取り入れる |
方位は、図面の北ではなく真北で確認するのが基本です。磁北との差があるため、敷地ごとに実測して確かめてください。
方位の吉凶や引っ越しの判断については、方位を扱った専門記事が参考になります。
テーマ別に九星気学を深めるガイド
ここまでで、九星気学の全体像は押さえられたはずです。次は、知りたいテーマに合わせて、深掘りの記事に進んでみてください。選び方は、「何に困っているか」から入るのが分かりやすいです。
引っ越しや旅行の方位が気になるなら、方位の記事です。星の性格や象意を知りたいなら、象意の一覧です。色の取り入れ方を知りたいならラッキーカラーの記事、当たる・当たらないが気になるなら信憑性の記事に進んでください。
読む順番に決まりはありません。星の決まり方や盤の見方で迷ったときは、この記事に戻ってきて、該当の章を読み返してください。
年ごとの盤を確認したい方は、年盤の早見表が便利です。そして、自分の内面の性質をもう少し詳しく見たい方は、傾斜宮の記事をどうぞ。それぞれが一つの主題を丁寧に扱っているので、この記事では要点だけをお伝えしています。
とまあ偉そうに案内しましたが、全部を読む必要はありません。
気になった一つから読み始めて、足りないと思ったら次へ進む。そのくらいの気楽さで十分でしょう。迷ったら、まず方位の記事から読み始めるのがおすすめです。
学びを重ねるうちに、九星盤を自分で読めるようになりたいと思う方もいるでしょう。そうした方には、独学の本や講座といった選択肢もあります。
- 九星気学の方位|吉方位・凶方位の調べ方と、引っ越しや新築での考え方がわかります
- 九星気学の象意の一覧|9つの星が象徴する意味と、覚え方がわかります
- 九星気学のラッキーカラー|五行の相生をもとにした色の考え方がわかります
- 九星気学の信憑性|当たる・当たらないの構造と向き合い方がわかります
- 九星気学の年盤一覧|年ごとの中宮星と方位の早見表がわかります
- 九星気学の傾斜宮|第三の星の求め方と8つの宮の性格がわかります
- 九星気学の相性|本命星別の相性の目安と、夫婦で見るポイントがわかります
記事を読むだけでなく、自分で九星盤を読めるようになりたい方は、講座で基礎から体系立てて学ぶという道もあります。
四柱推命・九星気学・風水を、
自宅で基礎から学んでみませんか。
ツールで命式や吉方位は出せても、そこから何を読み取るかは別の技術です。通信講座なら、基礎から鑑定の考え方まで順番に学べます。修了すると民間資格も取得できます。
上の5つの占術は両校で学べます
どちらも在宅で学べる通信講座で、最短2ヶ月で修了できます
上位のコース(SARAはプラチナ、諒設計はスペシャル)は、卒業時の試験が免除されます
受講料や期間はほぼ同じです。案内を読んで、合うほうを選べます
SARAスクールジャパン
四柱推命/九星気学/算命学/風水師/宿曜占星術/姓名判断/パワーストーン
風水の資格は「風水師」です。
諒設計アーキテクトラーニング
四柱推命/九星気学/算命学/風水セラピスト/宿曜占星術/姓名判断/パワーストーン
風水の資格は「風水セラピスト」「風水鑑定士」です。ボタンの先は風水の講座ページで、ほかの占術はサイト内の一覧から選べます。
公式サイト:![]()
![]()
![]()
![]()
※取得できる資格は、各協会が認定する民間資格です。
※受講料・学習期間・試験の有無は講座とコースによって異なります。詳細は公式サイトでご確認ください。
九星気学のよくある質問
Q. 九星気学で一番強い星はありますか?
星に優劣はないとされ、九星は五行・方位・象意が違うだけで、どれが上という考え方は一般的ではありません。「強い」と感じる印象は象意の読み方から生まれるもので、断定はできません。各星の意味は象意の一覧記事で確認できます。
Q. 九星術・気学・九星気学は同じものですか?
日本では重なって使われます。九星を使う占術全般を九星術、園田真次郎が体系化したものを気学と呼ぶのが一般的で、辞典も九星気学を単に気学とも呼ぶと説明しています。成り立ちの違いは、前の章の三層で確認できます。
Q. 九星気学と四柱推命・風水は何が違いますか?
九星気学は生まれ年・月の星と九星盤から方位を読むのが中心です。四柱推命は生年月日時の命式から性格や運勢を読む命術、風水は風と水の流れから土地や住まいの環境を読む考え方で、方位を読む九星気学とは見る対象が少し違います。
Q. 本命星と月命星のどちらが本当の自分に近いのですか?
どちらか一方が本当の自分とは決められず、両方を重ねて見るのが基本です。15歳以下では月命星を優先して見る考え方もありますが、これも流派によって扱いが異なります。順位をつけず、重ねて読むのが現実的です。
まとめ|九星気学とは何かを整理すると
九星気学とは、生まれ年の星と九星盤から方位と運気の傾向を読む占術です。本命星は立春、月命星は節入りで決まり、自分の星はツールで確認できます。



星の決まり方を押さえれば、九星気学の見取り図はつかめます。あとは、住まいに使うときの3つのものさしを忘れないでください。
- ✓ 九星気学は、生まれ年の星と九星盤から方位と運気の傾向を読む占術として押さえておく
- ✓ 九星は夜空の天体ではなく、魔方陣の数に五行と方位を重ねた約束事だと正しく理解しておく
- ✓ 現行の気学は、大正期に園田真次郎が体系化したとされ、成立年には2説あると押さえる
- ✓ 本命星は生まれ年の星で、年の切り替わりは1月1日ではなく立春の瞬間だと覚えておく
- ✓ 本命星の式は、11から西暦を9で割った余りを引き、余り0は9、余り1は10とする
- ✓ 月命星は生まれ月の星で、月の切り替わりは毎月の節入りで見るものだとしっかり知っておく
- ✓ 傾斜宮は、月命星を中宮に置いた盤で本命星が入る宮を見る、第三の星として押さえておく
- ✓ 五行と方位の対応表は流派差があるため、断定せず参考情報として読むように心がけておく
- ✓ 後天定位盤は南が上に描かれ、建築図面の北が上とは向きが逆になる点に注意して読み進めておく
- ✓ 年盤は年ごと、月盤は毎月の節入りで切り替わり、日盤は冬至と夏至の近くを起点に巡る
- ✓ 九星気学でわかるのは性質の傾向と方位の見方で、個別の出来事は断定できないと知っておく
- ✓ 本命星だけで決めず、月命星と傾斜まで重ねて見るという流れを頭に入れて確認しておこう
- ✓ サイトで結果が割れるのは、節入りの切り方や流派の基準が違うためだと落ち着いて理解しておく
- ✓ 本命星と月命星と傾斜は、九星気学ツールに生年月日を入れて手早く確認することもできる
- ✓ 住まいの判断は、占術の理と建築の実と暮らしの利の3つで、総合的に考えて判断していく
九星気学とは、星の決まり方と盤の動きを知ったうえで、方位と運気の傾向を参考にする占術です。本命星は立春、月命星は節入りと覚えておくと、サイトごとの違いにも落ち着いて対応できます。住まいの判断は、3つのものさしを使い、ご自身の状況と合わせてご判断ください。
ほかの占術と見比べると、九星気学の位置づけがさらにつかめます。星の調べ方の記事に加え、四柱推命と風水の総合ガイドもあわせてどうぞ。
ほかの占術で見る:算命学とは?命式の出し方と陰占・陽占の基本を建築士が解説/紫微斗数とは?命盤の出し方と見方を初心者向けに建築士が解説/開運方法は住まいから|開運の意味と家で始める整え方を解説








