こんにちは、住まいの気学の匠庵です。四柱推命の命式は、年・月・日・時の四つの柱を立て、そこへ蔵干と通変星を書き込む順で組み立てると、初心者でも流れがつかめます。正確に出すだけなら当サイトの無料ツールに任せるのが早道ですが、結果をご自身で検算できるように、手順とズレの原因もあわせてお伝えします。
仕組みや占えることから知りたい方は、先に四柱推命とはをご覧ください。この記事は、生年月日から命式を出す手順と、出た命式をどこから読むかに絞っています。
さて、同じ生年月日なのにサイトやAIで命式が違う、という声は少なくありません。原因は主に六か所で、節入り、23時台、出生地、夏時刻、暦ごとの数分差、蔵干の表です。
そこを順に確かめれば、自分の命式に納得しやすくなります。結果だけ先に見たい方は、無料の四柱推命ツールからどうぞ。
- 年柱・月柱・日柱・時柱を立てる5ステップの順番
- 蔵干と通変星を命式表に書き込むやり方
- 節入りや23時台などで命式がズレる原因と確かめ方
- 最初に見る3項目と無料ツールで命式を出す手順
四柱推命の出し方は5ステップ|生年月日から命式を立てる順番

ここからは、生年月日から命式を立てる順番を五つのステップで見ていきます。年柱、月柱、日柱、時柱の順に進み、最後に蔵干と通変星を書き込みます。
命式を出す前にそろえる3つの情報
命式は、四柱、蔵干、通変星の三層を順に立てると理解できます。一層目は年・月・日・時の四つの柱、二層目は各柱の地支に隠れた蔵干、三層目は日干から見た各干の通変星です。このあと出てくる五つのステップは、すべてこの三層のどこを作っているのかに対応しています。
手順に入る前に、生年月日、出生時刻、出生地の三つをそろえます。生年月日は年柱・月柱・日柱の材料で、出生時刻は時柱の材料です。出生地は、時計の時刻を太陽の位置に合わせて直すときに使うので、市区町村までは分かるようにしておきます。
経度の違いは意外に大きく、2026年10月10日に太陽が真南に来る時刻は、根室が11時05分、那覇が12時16分と、70分ほど離れています。出生地を入れる理由は、この差を時柱に反映するためです。
出生時刻は、母子手帳などに記載があれば、それが最も確かな手がかりです。占術の理というより暮らしの利、つまり日常で確かめられる手がかりの話ですね。年柱と月柱は節入りの「時刻」で変わるため、日付だけでなく時刻まで見ておく価値があるわけです。
出生時刻が分からないときは、年・月・日の三柱で読みます。時柱を確定できないので、正午などの仮の時刻を入れるのは避けたほうがよいとされています。
- 生年月日:年柱・月柱・日柱を出す材料になる
- 出生時刻:時柱を出す材料になる。母子手帳などで確かめる
- 出生地:時計の時刻を太陽の位置に直す補正に使う
[YUI] 出生時間が分からないんですが、命式は出せないんですか? [SHOAN] 年・月・日の三柱で読む方法があります。時間を仮に入れると読み方が変わることがあるので、分からないまま三柱で進めるのが安全です。
ステップ1 年柱は立春の節入りで切り替える

年柱は、1月1日ではなく立春の節入り時刻で切り替わります。西暦の年がそのまま年柱になるわけではなく、立春より前に生まれた方は前の年の干支になる、というわけです。立春は二十四節気のひとつで、太陽の位置を表す太陽黄経が315度に達した瞬間と定義されています。
干支そのものは、西暦から数えて出せます。(西暦−4)を60で割った余りが0なら甲子という数え方で、1984年は甲子、2025年は乙巳、2026年は丙午です。余りから十干と十二支を順に読んでいけば、どの年でも同じ手順で出せます。
注意したいのは、立春を2月4日と決めつけないことです。国立天文台の暦要項では、2021年の立春は2月3日23時59分、2025年は2月3日23時10分と公表されています。まあ、2月4日前後と覚えておくのは悪くありませんが、誕生日が境目に近い方は時刻まで確かめてください。
年柱の取り違えは、そのまま月柱の取り違えにもつながります。月干は年干から出すからです。最初の一歩なので、ここは丁寧に確かめましょう。
- (西暦−4)を60で割った余りを出す
- その余りを10で割った余りで十干を読む(0=甲、1=乙、2=丙、3=丁、4=戊、5=己、6=庚、7=辛、8=壬、9=癸)
- 余りを12で割った余りで十二支を読む(0=子、1=丑、2=寅、3=卯、4=辰、5=巳、6=午、7=未、8=申、9=酉、10=戌、11=亥)
- 立春の節入り時刻より前に生まれていたら、前の年の干支にする
| 年 | 立春(中央標準時) | 節入り前の年柱 | 節入り後の年柱 |
|---|---|---|---|
| 2021年 | 2月3日 23:59 | 庚子 | 辛丑 |
| 2024年 | 2月4日 17:27 | 癸卯 | 甲辰 |
| 2025年 | 2月3日 23:10 | 甲辰 | 乙巳 |
| 2026年 | 2月4日 5:02 | 乙巳 | 丙午 |
ステップ2 月柱は節入りで月支を決め年干から月干を出す
月柱は、十二の「節」の節入りで区切ります。月の区切りに使うのは節だけで、雨水や春分のような「中気」では切り替わりません。二十四節気は立春を起点に、奇数番目が節、偶数番目が中気と並んでいます。
まず月支を決めます。立春から寅月、啓蟄から卯月という具合に、節入り時刻から次の節入り時刻までが一つの月です。
次に月干を、年干から五虎遁という規則で出します。甲または己の年なら寅月は丙寅、乙または庚の年なら戊寅、というように年干ごとに起点が決まっていて、以後は十干を順に進めます。
2026年は丙午の年なので、寅月は庚寅、2月4日5時02分に始まります。続く啓蟄は3月5日22時59分で、ここから辛卯月です。1月生まれの方は少し注意が必要で、年柱は立春で変わるのに月柱は小寒で変わるため、小寒から立春までは前の年の年干で丑月の月干を出します。
- 生まれた日時が、どの節入りの後かを調べて月支を決める
- 年柱の年干から、下の表で寅月の月干を引く
- 寅月から数えて、生まれた月支までの干を順に進める
| 月支 | 寅 | 卯 | 辰 | 巳 | 午 | 未 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 節 | 立春 | 啓蟄 | 清明 | 立夏 | 芒種 | 小暑 |
| 月支 | 申 | 酉 | 戌 | 亥 | 子 | 丑 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 節 | 立秋 | 白露 | 寒露 | 立冬 | 大雪 | 小寒 |
| 年干 | 甲・己 | 乙・庚 | 丙・辛 | 丁・壬 | 戊・癸 |
|---|---|---|---|---|---|
| 寅月の月柱 | 丙寅 | 戊寅 | 庚寅 | 壬寅 | 甲寅 |
ステップ3 日柱は60日周期の干支を万年暦で引く

日柱は、日々を60日で一巡する干支で数えます。年柱が60年、月柱が60か月で一巡するのに対し、日柱は毎日ひとつずつ進み、途切れずに続いていきます。日にも干支を当てる習慣は古く、殷の時代の甲骨文にも見られると国立天文台の暦Wikiは説明しています。
ここは、自分で計算せず万年暦の六十干支表で引くのが確実です。計算の式はあえて載せません。出典のはっきりしない式を覚えるより、暦の表を見るほうが取り違えが少ないからです。
万年暦は書籍でもウェブでも公開されていて、生まれた日の欄を見れば、日柱の干支がそのまま載っています。選ぶときは、どの暦をもとに作られているかが書かれたものを選ぶと、のちほど検算する際に役立ちます。
検算の例をひとつ挙げます。2026年10月10日は丁巳の日で、翌11日は戊午の日です。2000年1月1日が戊午なので、手元の万年暦やツールが同じ結果を返すか、ご自身の生まれた日でも見比べてみてください。
日柱の切り替わりは、暦の日付が基本です。ただし23時台に生まれた方は、日付の切り替え方で日柱が変わります。これは次の章で詳しく見ます。
| 日付 | 日柱 |
|---|---|
| 2000年1月1日 | 戊午 |
| 2026年10月10日 | 丁巳 |
| 2026年10月11日 | 戊午 |
建築士 匠庵ここだけは、自力で計算するより表を引くのが確実です。
ステップ4・5 時柱を日干から出し蔵干と通変星を書き込む
時柱は、時支を時刻から、時干を日干から決めます。時支は2時間ごとの定時法で、子が23時から1時、丑が1時から3時、午が11時から13時というように進みます。時干は五鼠遁という規則で、日干ごとに子の刻の干が決まっています。
甲または己の日は子が甲子、乙または庚の日は丙子、丙または辛の日は戊子、丁または壬の日は庚子、戊または癸の日は壬子です。以後は十干を順に進めます。たとえば日柱が丁巳の日の11時10分なら、時支は午、時干は丙になって、時柱は丙午と読みます。
四つの柱がそろったら、命式表に書き込みます。次に各柱の地支へ蔵干を入れ、日干から見た通変星を付けます。
蔵干は地支に隠れた干のことで、本気が先頭に来ます。ただし採用する表は流派やツールで異なるので、詳しくは次の章で扱います。
通変星は、日干と五行がどう関係するかで決まります。たとえば日干が甲なら、甲は比肩、乙は劫財、丁は傷官、己は正財という具合で、天干と蔵干の両方に星が付きます。
午の蔵干が丁と己なら、日干が甲の人にはそれぞれ傷官と正財が付くわけです。十種の星の詳しい意味は、ここでは書きません。
| 日干 | 子の刻の干支 |
|---|---|
| 甲・己 | 甲子 |
| 乙・庚 | 丙子 |
| 丙・辛 | 戊子 |
| 丁・壬 | 庚子 |
| 戊・癸 | 壬子 |
| 星 | 比肩 | 劫財 | 食神 | 傷官 | 偏財 | 正財 | 偏官 | 正官 | 偏印 | 印綬 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 日干が甲のとき | 甲 | 乙 | 丙 | 丁 | 戊 | 己 | 庚 | 辛 | 壬 | 癸 |



表を引く作業が多くて、手で全部出せるようになるか不安です。
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四柱推命の出し方で命式がズレる6つの原因と確かめ方


同じ生年月日なのにサイトやAIで命式が違って見えるときは、原因が主に六か所に絞れます。下の表で当てはまりそうな場所を先に見つけ、該当する節で確かめ方を読んでください。サマータイムと暦ごとの数分差は、対象が限られるため同じ節にまとめています。
| 原因 | 変わるもの | 当てはまる人 | 読む節 |
|---|---|---|---|
| ① 節入り前後 | 年柱・月柱 | 立春や各節入りの前後の生まれ | 節入り前後の生まれは1分の差で変わる |
| ② 23時台 | 日柱・時柱 | 23時台生まれ | 23時台の生まれは日付の切り替え方で変わる |
| ③ 真太陽時 | 時柱 | 東西に離れた出生地、時支の境目の生まれ | 出生地の経度で時刻を直す考え方 |
| ④ 夏時刻 | 時柱・節入りの前後関係 | 1948〜1951年の夏の生まれ | サマータイムと暦ごとの数分の差 |
| ⑤ 暦ごとの数分差 | 年柱・月柱 | 節入りの境目の生まれ | サマータイムと暦ごとの数分の差 |
| ⑥ 蔵干の採用表 | 蔵干・通変星 | 地支が子・卯・午・酉・亥の人 | 蔵干の採用表の違いと確かめ方 |
節入り前後の生まれは1分の差で年柱・月柱が変わる
節入りは分単位で公表されていて、その境目をまたぐと、わずか1分の差で別の柱になります。いちばん分かりやすい実例が2021年です。
この年の立春は2月3日23時59分で、それより前に生まれた方の年柱は庚子、その時刻以後に生まれた方は辛丑になります。月柱も同じ瞬間に切り替わります。
「節入りだと全く違う命式になると聞いた」という声は、この境目の生まれの方が出会うズレです。2月3日と4日のどちらで生まれたかだけで判断すると、立春が2月3日になる年に年柱を取り違えます。年の立春は固定の日付ではなく、毎年の暦要項で確かめるものです。
確かめ方は単純で、国立天文台の暦要項で自分の生まれた年の節入り時刻を見ます。2026年の節入りは、国立天文台「令和8年暦要項」で分単位まで引けます。過去の年は、同じ国立天文台の暦計算室にある長期版の計算で調べられます。
当サイトの無料ツールは、1900〜2100年の天文暦データで節入りを判定します。国立天文台系の公表時刻と±1分以内で照合していますが、公表値は分単位の丸めなので、秒まで一致するとは言いません。節入りの前後±15分に生まれた方には、ツール上で警告が出る仕組みです。



節入りの日に生まれたんですが、どちらの干支になるんですか?
| 生まれた時刻(2021年) | 年柱 |
|---|---|
| 2月3日 23:58 | 庚子 |
| 2月3日 23:59 以降 | 辛丑 |
23時台の生まれは日付の切り替え方で日柱と時柱が変わる


十二支の子の刻は23時から翌1時までで、日付をまたぎます。このうち23時台は、日柱をどちらの日にするかで流派が分かれます。方式は大きく三つあり、23時で日柱が翌日に変わり時干も翌日の日干で出す方式、0時まで当日の日柱とし時干も当日の日干で出す方式、0時まで当日の日柱とし時干だけ翌日の日干を借りる方式です。
2026年10月10日の23時30分生まれを例にします。一つ目の方式では日柱が戊午、時柱が壬子です。
二つ目では日柱が丁巳、時柱が庚子、三つ目では日柱が丁巳、時柱が壬子になります。なお0時から1時の生まれは、どの方式でも翌日の子として一致します。
どれが正統かを決める公的・古典的な根拠を、私は把握していません。日本の解説では23時で日付を切り替える説が優位とする記述もありますが、これは二次的な情報です。占術の理としては、流派によって違うと受け止めておくのが誠実でしょう。
確かめ方は、使っているサイトやツールの設定を見ることです。当サイトのツールは、日付の切り替えを既定で23時にしていて、0時に変えることもできます。ただし切り替えは23時か0時の二択で、時干の取り方の細部まで含めた全方式に対応しているとは言えません。
| 方式 | 日柱 | 時柱 |
|---|---|---|
| 23時で日柱が翌日に変わる | 戊午 | 壬子 |
| 0時まで当日、時干も当日の日干 | 丁巳 | 庚子 |
| 0時まで当日、時干だけ翌日の日干 | 丁巳 | 壬子 |



23時台生まれは、日柱が翌日になるんですか?



方式によって変わります。どれかを正解と決めるより、使うツールの設定を確かめて、結果を見比べるのが現実的です。
出生地の経度で時刻を直す真太陽時の考え方


日本標準時は、東経135度の時刻です。明治19年の勅令第51号で定められ、明治21年1月1日から実施されました。東経135度は兵庫県の明石市を通るため、出生地が東や西に離れるほど、時計の時刻と太陽の位置にずれが出ます。
経度が1度違うと、太陽の位置は4分ずれます。さらに、太陽の動きそのものが年間を通じて少しずつ前後する均時差があり、東京では2026年の南中時刻が11時25分から11時55分のあいだで動き、約30分の幅があります。この二つを合わせて時計の時刻を直したものが、真太陽時の考え方です。
具体例で見ます。2026年10月10日、時計が11時10分の場面です。
東京と大阪と福岡では真太陽時が11時台に収まり、時支は午のままです。ところが那覇では真太陽時が10時54分になり、時支が巳に動きます。
占術の理としては、真太陽時を使うかどうかは流派やソフトで分かれます。当サイトのツールは、出生地を選ぶと地方時差と均時差で補正し、既定でオンです。補正は主に時柱のためのもので、節入りの判定にどう使うかも流派によって考え方がありうるため、ここでは決めつけません。
この考え方は、建築の実にも通じます。建築基準法第56条の2では、日影の規制を冬至日の真太陽時で測ると定めています。
時計の時刻ではなく太陽の位置を基準にする点は同じです。このサイトでは、占術の理、建築の実、暮らしの利の3つのものさしで読み解きます。
建築基準法第56条の2の日影規制は、冬至日の真太陽時による午前8時から午後4時まで(道の区域内は午前9時から午後3時まで)を基準に、日影の時間を測ります。条文はe-Gov法令検索「建築基準法」で確認できます。実際の設計や施工に関わる判断は、建築士・施工業者にご相談を。
| 都市 | 南中時刻(2026年10月10日) | 時計11:10の真太陽時 | 時支 |
|---|---|---|---|
| 根室 | 11:05 | 12:05 | 午 |
| 札幌 | 11:22 | 11:48 | 午 |
| 東京 | 11:28 | 11:42 | 午 |
| 大阪 | 11:45 | 11:25 | 午 |
| 福岡 | 12:05 | 11:05 | 午 |
| 那覇 | 12:16 | 10:54 | 巳 |
日影の検討は、時計の時刻ではなく太陽の位置で考えます。方位や緯度の違いで、同じ時刻でも影の長さが変わるからです。
1948〜1951年のサマータイムと暦ごとの数分の差
日本の夏時刻は、昭和23年から26年の1948〜1951年だけ実施されました。この期間に生まれた方は、時計の時刻から1時間引いて、標準時に直してから時柱や節入りと比べます。
たとえば1950年の夏の時計13時20分は、標準時では12時20分で午の刻です。時計のまま読むと未の刻になってしまいます。
国立天文台の節気の計算は、夏時刻を考慮せず常に中央標準時で行われています。だから夏時刻中の出生時刻を、そのまま節入りと比べると取り違えます。当サイトのツールは、1948〜1951年の夏時刻を自動で補正します。
もう一つ、暦ごとの数分の差があります。国立天文台の暦Wikiによると、明治6年暦の春分は、天保暦で推算すると22時06分、現代の暦では22時11分です。原因は太陽黄経の0.005度ほどの違いで、採用する暦が違うと、境目の生まれの方の結果が変わりえます。
どちらも、該当する方は限られます。夏時刻の期間に生まれた方か、節入りの境目に生まれた方だけが気にすれば十分で、それ以外の大多数は前の節までで足ります。境目の生まれで結果が割れたときは、国立天文台の公表値に戻って見直すと安心です。
| 年 | 夏時刻の期間(標準時基準) |
|---|---|
| 1948年 | 5月1日〜9月12日 0時 |
| 1949年 | 4月2日〜9月11日 |
| 1950年 | 5月6日〜9月10日 |
| 1951年 | 5月5日〜9月9日 |



1950年夏の時計13:20は、標準時で12:20。時支は未ではなく午です。
蔵干の採用表の違いとサイトやAIで命式が違うときの確かめ方
蔵干は、地支に隠れた干です。余気、中気、本気に分け、本気を先頭に並べます。
ところが採用する表は流派やツールで異なり、子、卯、午、酉、亥で干の数が割れます。含気量には典籍によって説が異なり、確定した基準はないとされています。
当サイトのツールは固定方式で、子は癸、卯は乙、午は丁と己、酉は辛、亥は壬と甲を採用し、本気が先頭です。節入りから何日目に何を使うかという月律分野の日数配分には対応していません。『淵海子平』のような後世にまとめられた代表的な古典の間でも、蔵干の考え方は同じではないとする研究があります。
私はこのように認識しています。ここに書いたことが唯一の正解とは限らないことを、ご了承ください。蔵干の表の違いは、どの採用表が正しいかを決める話ではなく、結果がどの表に基づいているかを知る話だと受け止めています。
さて、サイトやAIで命式が違うときの確かめ方です。AIに出させると毎回命式が変わる、という声もあります。
AIが間違うと言うつもりはありません。計算の根拠が見えないので、結果を検算できないのです。
年柱から順に、五つの点を確かめてください。節入り時刻、23時台の切り替え、出生地の補正、夏時刻、蔵干の表の五つで、どれが原因かは次の手順で絞れます。
- 節入り時刻:自分の生まれた年の暦要項の値と、境目の前後関係を見る
- 23時台の切り替え:使うサイトの設定が23時か0時かを見る
- 出生地の補正:真太陽時を使っているか、出生地を選べるかを見る
- 夏時刻:1948〜1951年の夏生まれなら、補正されているかを見る
- 蔵干の表:子・卯・午・酉・亥の蔵干が、どの表に基づくかを見る
| 地支 | 干を多めに採る表 | 当サイトのツールの表 |
|---|---|---|
| 子 | 壬・癸 | 癸 |
| 卯 | 甲・乙 | 乙 |
| 午 | 丙・丁・己 | 丁・己 |
| 酉 | 庚・辛 | 辛 |
| 亥 | 壬・甲・戊 | 壬・甲 |
蔵干の表は流派差があります。上は代表的な二つの採り方の比較で、どちらが正しいと断定するものではありません。
四柱推命の命式の見方|初心者が最初に見る3項目


出し方が分かったら、次は命式表のどこから読むかです。深掘りは各記事に任せ、この章では最初に見る三項目までをお伝えします。
命式表の並びと読む順番


命式表は、年柱、月柱、日柱、時柱の四つの柱を横に並べ、縦に天干、地支、蔵干、通変星を置くのが基本です。並びの向きはサイトや書籍で異なることがあるので、柱の名前を確かめてから読みます。まず天干と地支で四柱の干支を見て、地支の下に蔵干、その下に通変星という具合に、上から下へ層になっています。
先ほどの三層の考え方がそのまま表になっているわけです。四柱が一層目、蔵干が二層目、通変星が三層目で、上から順に作ったものを、読むときも上から順に見ていきます。表の中のどこを見れば何が分かるかを知っておくと、情報量が多い命式でも迷いにくくなります。
初心者は、全部を一度に読もうとしないのがコツです。まあ、気持ちは分かりますが、五行の定義や十二運のような細かい項目は、慣れてから読めば十分です。この記事では、表のどこを最初に見るかだけを決めておきます。
読む順番は、日干、月支、通変星の偏りの三項目です。日柱の天干にある日干を中心に置き、その次に月柱の地支である月支を見て、最後に全体の通変星の偏りを眺めます。命式から性格や運を断定することはできないので、あくまで傾向を知る入口として使います。
| 年柱 | 月柱 | 日柱 | 時柱 | |
|---|---|---|---|---|
| 天干 | 年干 | 月干 | 日干 | 時干 |
| 地支 | 年支 | 月支 | 日支 | 時支 |
| 蔵干 | 年支の蔵干 | 月支の蔵干 | 日支の蔵干 | 時支の蔵干 |
| 通変星 | 年干の星 | 月干の星 | (日干は基準) | 時干の星 |
- 日柱の天干(日干)を確かめる
- 月柱の地支(月支)を確かめる
- 通変星の偏りを眺める



命式の見方が全然分からなくて、どこから見ればいいんですか?
最初に見る3項目は日干・月支・通変星の偏り
最初に見る三項目は、日干、月支、通変星の偏りです。日干は日柱の天干で、命式の中で自分自身を表す中心とされています。月支は月柱の地支で、生まれた季節の性質を映すとされ、日干が置かれた環境を読む手がかりになります。
通変星の偏りは、命式全体でどの星が多いか、あるいは見当たらないかを眺めることです。通変星は日干との関係で分類されているため、同じ星でも日干が違えば元の干が変わります。偏りがあれば、そこが読み進める際の目印になる、というくらいの距離感で十分です。
ここでの読み方は、すべて「傾向」であって断定ではありません。たとえば月支が示す季節の性質も、あくまで参考として受け止めてください。命式から性格や運が決まるわけではなく、読む人の状況と合わせて使う材料です。
月支の季節の読み方も流派によって異なるため、ここでは季節の性質を大まかに確かめるにとどめます。
通変星と日干の次の読み方は、四柱推命の適職の調べ方で詳しく扱っています。まずは日干と月支と星の偏りを自分の言葉で書き出してみると、その後の記事がぐっと読みやすくなります。
| 項目 | 表のどこにあるか | 確かめること |
|---|---|---|
| 日干 | 日柱の天干 | 自分の軸になる干。十干のどれか |
| 月支 | 月柱の地支 | 生まれた季節に当たる十二支 |
| 通変星の偏り | 天干と蔵干の星 | 多い星、見当たらない星 |



全部を読もうとすると混乱するので、この3つだけでいいんですね?



はい。最初はこの三つに絞って、傾向をつかむ入口にしてください。
3項目の次に深掘りする順番
三項目をつかんだら、次は十二運、大運・年運、目的別の読み方の順で深めていくのがおすすめです。十二運は四柱推命の十二運で、胎から養までの十二種を算出の仕組みから解説しています。大運・年運は、十年ごと、一年ごとの運気の流れを見る段階で、命式の読み方に慣れてから進むとつまずきにくくなります。
特殊星の一つとして語られる空亡は、四柱推命の空亡で別立てに解説しています。ここでは、順番の目安だけをお伝えします。
一点だけ、お断りしておきます。用神、神殺、特殊星、納音、命宮は、当サイトのツールでは出せません。ツールで出せるのは四柱、蔵干、通変星までで、それ以降は別の記事や鑑定で学ぶ段階だと受け止めてください。
この順番にしているのは、命式を読むときに、上から下へ層を重ねたほうが理解しやすいからです。いきなり大運や適職に進むと、土台の日干や月支が曖昧なまま話が進み、読み違いのもとになります。まずは三項目と十二運で足場を固めてから、先へ進んでください。
最終的にはご自身の状況・命式と合わせてご判断を。命式は人生の答えを決めるものではなく、考える材料のひとつです。
- 十二運:命式の各柱に付く運気の段階を見る
- 大運・年運:十年ごと・一年ごとの流れを見る
- 目的別:適職など、知りたいテーマに絞って読む



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無料ツールで四柱推命の命式を出す手順とよくある質問


ここまでの手順を、当サイトの無料ツールで試す章です。設定の選び方と、ツールが何を根拠にどこまで出すのかを先にお伝えします。
自動計算ツールで命式を出す手順と設定の選び方


当サイトのツールで命式を出す手順は、入力、出生地の選択、設定の確認、結果の確認の四つです。まず生年月日と出生時刻を入れ、次に出生地を選び、設定を確かめてから結果を見ます。ここまでの章で学んだ内容を、この順番に画面で確かめていくわけです。
設定で迷いやすいのは三つあります。出生地は、選ぶと真太陽時に補正され、既定でオンです。
日付の切り替えは、既定が23時で、0時に変えることもできます。出生時刻が分からないときは、時刻を空にして三柱で見ます。
ツールが何を根拠にどこまで出すのかも、開示しておきます。節入りは1900〜2100年の天文暦データで判定し、国立天文台系の公表時刻と±1分以内で照合していて、前後±15分は警告が出ます。蔵干は固定方式で、1948〜1951年の夏時刻は自動で補正します。
ツールで出せるのは、四柱、蔵干、通変星です。神殺、特殊星、納音、用神、命宮は出せません。ここまでの手順で検算できる範囲に絞っているため、結果を見て「ここが違う」と思ったら、前の章の五点を順に確かめてみてください。
- 生年月日と出生時刻を入力する
- 出生地を選ぶ(真太陽時の補正は既定でオン)
- 日付の切り替えを確かめる(既定は23時、0時に変更可)
- 結果の四柱・蔵干・通変星を、この記事の手順と見比べる
| 設定 | 既定 | 変えるとき |
|---|---|---|
| 出生地の補正 | オン | 補正を使わない流派で見比べたいとき |
| 日付の切り替え | 23時 | 0時で日柱を切り替える方式で見たいとき |
| 出生時刻 | 入力 | 分からないときは空にして三柱で見る |



ツールの結果は、この記事の手順で検算できます。節入り、23時台、出生地、夏時刻、蔵干の五つを順に見てください。
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四柱推命ツールを無料で使う →よくある質問
ここでは、命式を出すときによくある四つの質問に答えます。いずれも、流派や設定によって結果が変わりうる点を含みます。
Q. 立春・節入り当日に生まれた場合、年柱と月柱はどちらの干支になりますか?
日付ではなく、節入りの時刻で決まります。立春の時刻より前に生まれたなら前の年と前の月の柱、時刻以後なら新しい年と月の柱です。
たとえば2025年は2月3日23時10分が立春なので、その日の22時生まれは甲辰、23時30分生まれは乙巳です。境目に近いときは、暦要項の分単位の値で確かめてください。
Q. 23時台に生まれた場合、日柱は当日と翌日のどちらで出しますか?
流派と設定で変わります。23時から翌日の日柱とする方式と、0時までは当日の日柱とする方式があり、時柱の出し方も細部が分かれます。
どれかを正解とは断定できないため、使うサイトやツールの設定を確かめ、結果を見比べてみてください。0時台の生まれは、どの方式でも翌日の扱いで一致します。
Q. 出生時間が分からないときは、命式を出して読めますか?
年・月・日の三柱で読めます。時柱は確定できないので、正午などの仮の時刻を入れるのは避けたほうがよいとされています。ただし節入りの当日に生まれた場合は、境目の前後で年柱か月柱が二通りになることがあるので、その点だけ注意してください。
Q. ツールで出した命式と鑑定士の命式が違うときは、どこを確かめればよいですか?
流派や設定の差が主な理由です。節入り時刻の元データ、23時台の日付切り替え、真太陽時補正の有無、夏時刻の扱い、蔵干の表の五点を比べて、どこが違うかを見つけます。どちらが正しいと決めつけず、最終的にはご自身の状況・命式と合わせてご判断を。
四柱推命の出し方のまとめ
四柱推命の出し方は、四柱、蔵干、通変星の三層を順に立てる五つのステップでした。ズレは節入り、23時台、出生地、夏時刻、暦の数分差、蔵干の表の六か所に絞れるので、そこを確かめれば自分の命式に納得できます。



占術の理、建築の実、暮らしの利の3つのものさしで見ると、命式は「太陽の位置を時刻で扱う」設計でした。手順を知っておけば、ツールの結果も安心して読めます。
- 命式を出す前に生年月日と出生時刻と出生地をそろえ、母子手帳などで時刻を確かめた
- 年柱は1月1日ではなく立春の節入り時刻で切り替わると知り、生まれた年の時刻を確認した
- 立春が2月3日になる年もあるため、4日と決めつけず国立天文台の暦要項で確かめた
- 月柱は十二の節の節入りで月支を決め、年干から五虎遁の表で月干を出す流れを確認した
- 日柱は連続する60日周期の干支なので、自分で計算せず万年暦の六十干支表で引いた
- 時柱は2時間ごとの時支を決め、日干から五鼠遁の表で時干を出して四つの柱をそろえた
- 蔵干は地支ごとに採用表が流派やツールで異なると知り、使うツールの表を確かめておいた
- 通変星は日干との五行の関係で決まり、天干と蔵干の両方に付くと理解して書き込んだ
- 節入り前後の生まれは1分の差で柱が変わりうるので、境目なら公表値で見直すと決めた
- 23時台の生まれは日付の切り替え方で日柱と時柱が変わるため、使うツールの設定を確かめた
- 出生地が標準時の子午線から遠いと時支が動くことがあるので、出生地の選択を確かめた
- 1948〜1951年の夏時刻に生まれたなら、時計時刻を1時間引いて読むと知った
- 命式は日干と月支と通変星の偏りの三項目から見ると決め、性格や運は断定しなかった
- サイトやAIで命式が違うときは、節入り時刻から蔵干の表まで五つの点を順に確かめた
- ツールで出せない神殺や納音や用神は、出せると思い込まず別の記事で学ぶ順番を決めた
命式の出し方で迷ったら、節入りと23時台と出生地の三点から確かめるのが近道です。結果は傾向や参考として受け止め、ご自身の状況や命式と合わせて読んでください。仕組みから振り返りたいときは、四柱推命とはが役立ちます。
ほかの占術の命式も、同じ「出し方から見方へ」の順で読めます。算命学の命式の出し方、紫微斗数の命盤の出し方、九星気学の本命星の調べ方もあわせてご覧ください。
手で引く練習を本で進めたい方には、入門書を1冊そろえる方法もあります。『一番わかりやすい 運勢を読み解く ビジュアル四柱推命』(日本文芸社)は、2026年9月25日刊で2,310円(税込)です。
選ぶときは、命式の出し方が載っているか、読み方が載っているかを見比べるとよいでしょう。レビューには簡潔すぎるという指摘もあります。
価格・刊行は執筆時点(2026年10月)の参考値です。販売店や時期により変動しますので、購入前にご確認ください。
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